
ブリティッシュ・ロック・ヴュージアムは'60年代から'70にかけてのブリティッシュ・ロックの隆盛を貴重な映像で綴ったDVDシリーズです。
ヨーロッパのTV局に眠っていた廃棄寸前のビデオ・テープから編集したもので、保存状態が劣悪なマスターも多く、そこかしこに映像ノイズや音の歪みや欠落が見られますが、正規版としては国内初発売になる映像も多数収録しています。
全6巻の内訳は、1巻と2巻が'60年代ドイツの人気音楽番組「beat, beat, beat」から収録されており、当時のブリティッシュ・ビート・バンドのライヴが収められています。

ジミー・ペイジ在籍時のヤードバーズ、スティーヴ・マリオットやロニー・レーンらが在籍していたデッカ時代のスモール・フェイセス、これまたごく短期間で終わったレア・ラインアップのアニマルズ、ジュリー・ドリスコール在籍時のブライアン・オーガー & ザ・トリニティなど観ておいて損のない映像を多数収録。
エピソード6ではディープ・パープル加入前のイアン・ギランとロジャー・グローヴァーのポップ時代の姿が確認できます。
ここに収められたTVの映像はちょっとC調ですが、サウンドの方は結構侮れないケイシー・ジョーンズは滅多に出ないレア映像となってます。(まぁ、知っている人も少ないので話題にはならないと思いますが・・・)

目玉はやはりキンクスでしょう!
他のバンドと比較して圧倒的な存在感とビート・ポップを飛び越え、ほとんどハード・ロック的な爆音演奏は圧巻です!
また、若き日のスティーヴィー・ウインウッドを擁したスペンサー・デイヴィス・グループ、お馴染みヒット曲連発のホリーズ(勿論、グラハム・ナッシュ在籍時!)動く姿が観られるのが奇跡の幻のザ・クリエイション、ザ・スモーク、奇天烈ファッションになる前のロイ・ウッド在籍のザ・ムーヴ等見所満載です!

ピーター・フランプトン在籍時のハンブル・パイのレア映像、同じステージに立った若き日のロリー・ギャラガー率いるテイスト。(解散後に出たテイストのライヴ・アルバムではブルース系中心の選曲ですがここでは、ハード・ロック色の強い「ブリスター・オン・ザ・ムーン」も演奏しています!)
そのロリー・ギャラガー永遠の名作「ライヴ・イン・ヨーロッパ」当時の白熱のライヴ映像(アルバム収録ヴァージョンとはアレンジ違いの曲があり、要チェック! 演奏も強力です!)、マスター・テープの状態は今ひとつですが、英国ブルース界の重鎮ジョン・メイオールが後にマーク/アーモンドとなるジョン・マーク、ジョニー・アーモンドを配したレアなラインナップによるライヴも貴重です。

目玉は第2期ディープ・パープルがスタートした直後のライヴ映像!
イアン・ギランが活躍しないのは残念ですが、リッチー・ブラックモアは大爆発!ど迫力のステージングが堪能できます。
スレイドのライヴは彼らの出世作「ALIVE!」当時のもの。アンブローズ・スレイドからグラム・ロックの王者に変貌を遂げる変革期の貴重な記録です。
日本では今ひとつ評価が低いスレイドですが、この時期は骨太のハード・ロック・サウンドが堪能できるんです!
どちらかというとプログレ筋の人気が高いアトミック・ルースターですが、その演奏はかなりハード・ロック的。名ヴォーカリスト、クリス・ファーロウ在籍時の重量級ライヴです。

